原則として受付できるサンプルは、「人」の細胞組織となります。これは、DNAがタンパク質の中に含まれているからです。しかしDNAはいったん抽出ができればPCRにより大量の複製が可能ですが、反面非常にデリケートで壊れやすい為、時間による劣化、保存環境によるダメージでかなり個体差があります。列挙したサンプルは今まで受付を行ってきたサンプルをもとに作成しています。これに当てはまらない場合は、ご連絡ください。

費用は、サンプルごとに変わります。ランクは、クラスA〜Eまであります。Aが費用も検査作業も難易度が高く、Eはほぼ100%のDNA抽出が可能で基本料金以外に費用は発生しません。

個人識別照合、検体関連性分析では、通常STR方式が採用されますが、核のない毛幹に関しては、ミトコンドリアDNA分析を行います。その際には、対象となるサンプルもミトコンドリア領域を調べ、その照合性を調べます。



毛幹
  毛髪の通常、毛根と毛幹に分かれています。毛幹とはつまり「毛」の部分を指します。実際に目で見える部分を指します。通常この箇所はタンパク質が劣化した部分であり、核が破損し通常はDNA検査できません。しかしながら核とは別のミトコンドリアDNAを分析し、その中のDループと呼ばれる箇所を調べることで可能となることがあります。ミトコンドリアDNA鑑定は、母系の家計調査や個人識別分析に使用され、親子鑑定や関連性鑑定には採用されにくいとされています。
 

毛根付き毛髪
  頭皮の内部2〜3mm部分を毛根といいます。毛根の下部が 毛球で、ここに毛乳頭があります。通常この箇所はタンパク質がまだ残っている可能性が高く、通常のDNA鑑定(STR方式)でDNAが抽出できる事があります。
  



精液(精子)
 
精液で受付できる状態は、コンドームやティッシュペーパーの状態で提供して頂きますが、通常、乾いた状態にして保存して頂くことが重要になります。コンドームの場合、外側の部分は、女性の体液が付着しているため、この箇所も調べる場合は、別途費用がかかります。

  




綿棒
  専用の綿棒で口腔内のほおの内側の細胞を採取します。「よだれ」ではないので注意が必要です。だ液は、物質を溶かす性質もあることから、長時間の液体状態では、DNAも溶かす可能性があります。早期に綿棒で取得し乾かす必要性があります。
  

タバコのフィルター
  タバコのフィルターは、脣がフィルター部分に付着することにより、口腔細胞が付着し、DNAが抽出できます。しかし灰皿等で他の人物の吸い殻と混じったり、ゴミの中に長時間保管されていると環境被害でDNAが破壊される可能性があるので注意が必要です。
  

チューインガム
  チューインガムは、長時間口腔内にあることから細胞を含んでいる可能性があります。しかしだ液の成分が多いとこれもDNAを溶かす要因にもなりますので早期に乾かして保存する必要性があります。
  

舐めた封筒/切手
  封筒及び切手は、人が舌で切手を濡らす行為からDNAが付着するというものです。舌の部分にも口腔細胞があることからDNA抽出は数多く行われています。しかしその人物が確実に舐めたかどうかはわからないため、検査をして抽出できるかは
  

FTA/ISOcodeカード上の口腔粘膜
  FTA/IsoCodeカードは、DNAを常温で半永久的に保存できるシートです。水分の含んだ口腔細胞や血液をシートの表面に染みこませることでシート上に変化が現れ、目で確認することができます。
  



衣服に付いた血液(染み)
  衣服に付いた血液や染みの場合は、保存状態が重要になります。クリーニングや洗濯などはしないで、その部分を切り取るなどして他の付着物が付かないように独立して保管する必要があります。
  

血漿(けっしょう)
  血漿(けっしょう)は血液に含まれる液体成分です。血液の55%をしめ、やや黄色みを帯びた中性の液体です。血清は、血漿(けつしよう)からタンパク質を除いたものでDNAを抽出することは難しいです。
  

FTA/IsoCodeカードの上の血斑(けっぱん)
  FTA/IsoCodeカードは、DNAを常温で半永久的に保存できるシートです。水分の含んだ口腔細胞や血液をシートの表面に染みこませることでシート上に変化が現れ、目で確認することができます。
  


衣服に付いた体液(染み)
  『汗』の成分としては、99%以上が水であり、必要なタンパク質は微量しかありません。 そのため長年使用していた汗や垢の染みこんだモノが適当です。
  

脳脊髄(せきずい)液
  脳脊髄液は一般的にCSFと呼ばれています。CSFとは、脳と脊髄を浸し、衝撃を吸収して保護する液体です。CSFは、クモ膜下(クモ膜の内部部分)にあって頭蓋骨と脊椎の中を流れています。
  

  涙の原料は血液なため、DNAの抽出は可能です。涙は毛細血管から得た血液から血球を除き、液体成分のみを取り出したものです。
  

おむつ(紙※2、布)(new)
  布おむつの場合は、尿からタンパク質を取りだし、検査を行います。紙おむつの場合は紙の化学物質と尿が検査を中断させるため、おなかの周りの皮膚細胞を主に検査します。
  

排泄物
  排泄物から特定のタンパク質を抽出し、検査を行います。排泄物の場合は、サンプルの状態が、汚染による状態からかなり困難な検査となります。通常のDNA検査に及ぶまでにいくつかの工程を経て行われます。
  

 




  骨は、焼いていない骨となります。遭難などで亡くなられて雪の中にあった骨はDNAが抽出できる可能性があります。焼骨によるサンプルは100%通常のDNAがでません。日本では900度以上の高熱で焼いてしまうからです。可能性があるとすると全体の中であまり焼けていないと思われる部分を丹念に探し、その部分をミトコンドリア鑑定をする以外にありません。これには相当な時間かかかります。

  


  歯は、歯ぐきと歯の間にある神経部分が重要になります。もし歯のみしかない場合は、ミトコンドリア鑑定になります。
  

ホルマリン液に固定されパラフィンブロックに埋め込まれた組織
  病院に入院されていた方が、亡くなられた時に病気の種類によっては、物故者の細胞を保管している場合があります。もちろん親族の同意が必要なものです。病院では、細胞処理にホルマリンやホルムアルデビドを使用し、細胞を固定します。細胞自身なのでDNAの抽出は容易に考えられますが、ホルマリン等がDNAと細胞を結びつける性質があるため、DNAを十分に分離できないケースもあります。
  

新鮮凍結組織
  これはホルマリン等に保管していなく、凍結された(または温度変化のない箇所で保管された)ヒトの細胞組織が対象になります。これにはへその緒なども含まれ、DNAの抽出率は高いです。
  

羊水/CVS(絨毛)
  妊娠10〜12週までには、母胎の絨毛膜細胞を、15〜20週の間は、羊水を抽出することでDNA鑑定を行うことができます。
  



物(ガラス、歯ブラシ、かみそりの刃)
  物品に付いた血液や体液、歯ブラシに付いただ液、かみそり後の髭かすなどからもDNAが抽出できる場合があります。
  


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